【小樽発祥の地!】オタルナイ集落跡

16世紀から続く小樽の歴史。その発祥の地を探ります。

「おたる」の地名はアイヌ語の「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)に由来する。しかしこの言葉は現在の小樽市中心部を指したものではなく、現在の小樽市と札幌市の境界を流れる星置川の下流、小樽内川を示していた。
1596年 渡島福山の住人の八木勘右衛門が、オタルナイに入る。文献上最初の和人入植である。

と、wikipediaに記述されています。

「オタルナイ」は「小樽発祥の地」なのですね。

いろいろ調べてると、昭和40年代まで「小樽内(オタルナイ)」(または「オタナイ」)という集落が存在していたようですが、その後消滅したとのこと。
神社があったという証言もあります。

住所でいうと小樽市銭函3丁目と4丁目の境目。ドリームビーチの東側といえば想像しやすいでしょうか。

ひょっとしたら、まだ「オタルナイ」の名残りがあるかもしれない!

と思い現地調査へ向かいました!


小樽内橋

新川沿いを河口に向かって進みます。

超デコボコな未舗装道路。はっきり言ってしんどいです。
2013-08-24_09.52.52.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4909_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

すると、廃橋が見えてきます。「小樽内橋」1965年築だそうです。

オタルナイ橋

オタルナイ橋

2013-08-22_15.55.23.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4832_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

2013-08-22_15.55.58.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4835_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

あくまで推測ですが、銭函からオタルナイまで道路がつながっていたのではないでしょうか。
(赤線は現在も通れる道路。緑線は失われたと思われる部分です。)

より大きな地図で 旧オタルナイ通り を表示


集落入口

河口に到着すると、広場と船着き場が現れます。この辺りからがオタルナイ集落跡です。
船着き場は現在「新川マリン会」という団体が使用しているようです。
2013-08-22_16.39.22.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4874_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan


オタネ浜

自然に近い状態の砂浜が広がります。この浜辺は「オタネ浜」と呼ばれているそうです。
ここからは祝津から厚田の海岸まで見渡せます。
2013-08-22_16.46.45.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4891_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

2013-08-24_10.58.53.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4954_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan


オタナイ発祥の地碑

「オタナイ発祥の地碑」がネットで紹介されていたので、探すことに。
が、見渡す限りの大草原の中、見つけるのは結構大変でした。
2013-08-24_10.35.32.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4941_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

碑文を読むと、オタルナイは小樽発祥の地であると同時に現在の「石狩市樽川」発祥の地だということもわかります。
(「オタルナイガワって長くね? タルカワでいくね?」と当時の若者が言ったのでしょう。)

「オタルナイ場所」の漁師たちはさらなる良港を求めてクッタルウシ(現在の入船周辺)へ移動していきましたが、一部の住人がこの地に残り「樽川村」を形成したのでしょうか。
2013-08-24_10.31.16.0_iPhone 5_IMG_2564_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan


オタナイ沼とケモノ道

大きな沼がありました。オタルナイ川の河口の跡です。周辺はぬかるんでいます。要注意。2013-08-24_10.15.00.0_iPhone 5_IMG_2560_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

沼の周りは獣道が続きます。この辺りが集落の跡地だったのでしょうか。
それにしても、あんな立派な橋が残っているのに、集落があった形跡が全く無いのが不思議です。
神社の形跡も皆無です。
2013-08-24_10.47.52.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4946_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

サビサビの冷蔵庫が放置されてました。
2013-08-24_10.49.20.0_Canon EOS Kiss Digital X_IMG_4948_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan


小樽内川

新川から分岐して、「清川」が流れています。この清川こそが「オタルナイ川」の名残りなんだそうです。
この川に沿って生活が営まれていたのでしょうか。
2013-08-22_16.16.10.0_iPhone 5_IMG_2542_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan

2013-08-22_16.16.22.0_iPhone 5_IMG_2543_小樽発祥の地-オタルナイ集落跡_lost-village_hokkaido_japan


<アクセス>

国道337号線を曲がって新川沿いに河口に向かって走ります。
撮影ポイントを4か所挙げておきます。黄色のポイントが「オタナイ発祥の地碑」です。
水色の線はオタルナイ川流路の想像(本来はもっと蛇行していたと思われます)。

より大きな地図で 小樽発祥の地 を表示


こっちも好きかも...